「花」

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アルバフィカ補足その１。
エルシドにも夢を見てるけど、アルバフィカほかの黄金さんたちにもいろいろ夢見てるかも。
「主編」の横道、うちのオリキャラヒロイン話。

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　単独の任務の報告の帰り。教皇の間から双魚宮を通りかかった。
「アルバフィカ様…いらっしゃいますか？」
　ティソナはそっと声をかけた。
「なんだ？」
　奥から宮の主が現れた。体つきはがっちりした男のそれだが、いつ見てもため息が出るくらい整った顔。思わず見惚れそうになる気を引き締めてティソナは頭を下げた。
「この前は…ありがとうございました」
「ああ」
　アルバフィカはその端整な顔をほころばせた。
「あのときの花はそろそろ枯れるころだろう？　新しいものが欲しくなったらいつでもここから持っていくといい」アルバフィカは宮の庭の隅の一角を指差した。「あそこの花は無害なものばかりだ。好きなものをいくらでもかまわない」
「ありがとうございます」
　改めて頭を下げる華奢な体つきの女聖闘士に、アルバフィカは目を細める。あの無骨な磨羯宮にまたかわいらしい花が咲いたものだ。無愛想だが誠実なあの男には、それも意外と似合いかと思えた。

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主編「聖域」の章の直後あたり。
アルバフィカはきっと勘がいいと思います。二人で教皇の間に向かう（主編）のとかを見てて、わかったんだよね！

ロスキャン原作ではエルシドとの絡みは全然ないんですけどね。
原作のアルバフィカはシオン様とお友達のようなので、そういうのもいずれ書いてみたいかも。