「取材旅行」への拍手、ありがとうございました!
久しぶりなので、すごく嬉しいです!
拍手お礼話として。あんまり関係ない気もしますがデジェルと、マニゴルド。
エルシドとオリキャラのヒロインは直接は出ませんが背景にいます。
「別冊チャンピオン」、週刊に慣れていたのか、1話分が随分長く感じます。週刊の倍以上。1巻分は4話くらい?
ただ1話分の量は倍あっても刊行ペースは四分の一だから、単行本のペースも1巻分が2ヵ月だったのが4~5ヵ月かかるかな?
落ち着いて話を進めてくれると嬉しいです。全員分、完走してください!
アニメ第3章以降もあきらめてないよ!
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デジェルは十二宮の階段を上がっているところだった。今日は教皇のところで星見の手伝いをする予定になっていた。任務が支障なく終わって良かった。
黙々と上っていたデジェルは足を止めた。
「よお、お前も今戻りか」
巨蟹宮の入口近くで、床に置かれた聖衣箱に寄りかかるようにして、マニゴルドが足を投げ出してすわっていた。
「そんなところでどうした? 報告には行ったのか」
「ま、そんなに急がなくとも問題ねェだろ」
デジェルは眉をひそめてマニゴルドに近寄った。
「どこかやられたのか」
「へっ、たいしたことはねェよ」
強がっているが、動くのも億劫らしい。今は血は止まっているようだが、だいぶ出血もしたようだ。顔色が悪い。
「見せてみろ」
「大丈夫だって。さっきエルシドの奴が降りてきたときに真央点突いていったからよ。あいつもお節介だよな。目ざといし。その前に降りてきた彼女にはごまかせたんだけどなあ。風が気持ちいいから、もう少しのんびりしてから行くさ」
苦痛を紛らわせるためか、いつにも増して口数が多い。
「それだけしゃべれるようなら大丈夫だな」
「おうよ。さっさと通んな」
「わかった」
そう言いながらもデジェルは癒しの小宇宙を送った。背を向けかけたとき、ぼそりとしたつぶやきが聞こえた。
「…ジジィには言うなよ」
「任務の報告に行かなくてはならん。うっかり口を滑らすかもしれないな」
「おい…!」
「言わなかったらあとで私が教皇様に叱られる。せいぜい元気に見せられるようにしていたまえ」
「ちっ。わかってるって」
マニゴルドはそっぽを向いた。全く素直じゃない。本当は誰よりも会いたいくせに。さて、教皇を降りて来させるには何と言うといいだろうな。あちらも愛弟子を心配していてもなかなか動こうとしなかったりするからな。ひどく心配させず、それでいて様子を見に来させるように。私も今夜の星見は楽しみにしているんだ。支障がないといいが。まあ、あれだけ小宇宙を送っておいたし、何とかなるだろう。しばらく留守にしていたから、行きがけに天蠍宮の様子も見ておかないとな。やれやれ手間のかかる者の多いことだ。そう考えながらも、師弟の絆を思って、デジェルの顔には笑みが浮かんでいた。
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真央点突いてもらうような怪我ってかなり重傷なのでは?
結構深傷に見えても割と平然としているこの人たちとしても。
デジェルさん、世話焼きだなあ。うちのデジェルさん、こんな人だったっけ。うちのエルシドさんとは割と仲いいですけど、今回は接点がないです。
実はもともとは全然違う流れでした。この前にエルシドとうちのヒロインとの絡みがあって、そのあとマニゴルドとセージ様とかにつながっていたのですが、我ながら一貫性のない感じでした。
拍手お礼話ならデジェルかなあ、そうか、デジェルならセージ様につながるじゃん!と思い、作り直してみました。不自然なところが残っているかもしれませんが。
デジェル話のはずが、蟹師弟話になっています。
2008年頃に、ひょんなことで車田正美の漫画『聖闘士星矢』にはまる。漫画を読了後、アニメもOVA・TV版・映画版と観て、ギガントマキア・ロストキャンバス・エピソードGなどのスピンオフ作品にまで手を伸ばす。
トータルでの最愛キャラは車田星矢の黄金聖闘士、双子座のサガ(ハーデス編ほぼ限定)なのだが、このところ何故かロストキャンバスの山羊座の黄金聖闘士エルシドにはまっている。全然タイプは違うのだが、格好良さに惚れた。
二次創作は読むことはあっても書くことはないと思っていたのだが(いやかつては読むこともしなかったのだが)、とうとう禁?を破ってこんなことに。
このサイトは二次創作に特化させた「エルシド別館」なので、ロストキャンバスの新刊の感想等はこちらの「本館」のブログのカテゴリー「聖闘士星矢」を参照されたい。
何かありましたら
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