「輝きの転生」

※当サイト初見の方はこちらをご覧ください※

外伝その後…とは言いがたいけどシリーズ第８弾、聖戦後。
アスミタ＋もう一人。
大変短い上に、今回はちょっと反則技で。
オリキャラは出ません。

大変遅くなりましたが、トップページと「休息」への拍手、ありがとうございました。
コメントもいつもありがとうございます！

明日からは夏コミですね！　行かれる方は楽しんできてくださいませ。
くれぐれも熱中症などには気をつけて！
　

---

「ふむ、ようやく来たようだな。思った通り、八感も得て」
「貴様は…」
　結跏趺坐を組んですわっている姿。ここは冥界の鳥羽口。
「貴様も死んだのか。偉そうにしていた割には早かったのではないのか」
「なに、大した違いはない。託せる者もいたことだしな」
　アスミタは目を開けて前に立つ姿を見た。
「君もこうして見ると、思っていたより若い顔をしているな。それに…良い顔だ。心に叶う出会いがあったか？」
「ふん」
　輝火は顔をそらした。目に決意を込めた色が見えるものの、あのやり場のない怒りは鎮まり、抑えた表情をしていた。
「君の魂はもう魔星には呼ばれまい。再び冥闘士になることはあるまいよ。迷いはするかもしれぬがな」
「は」
　輝火は肩をすくめた。『次』があるなら今度は失わぬ。弟を。きょうだいを。守るべき者を。

「さて、そろそろ行くとしようか。我が友は兄を待つようだしな」
「貴様に友人などいたのか」
「はは、私の独りよがりかもしれんがね」
　アスミタは軽く笑んで立ち上がった。さて、次代では、この男はどんな姿を見せてくれるのだろうか。

---

単行本巻末、輝火の補足が入りましたね。それを見る前に書いてますが、一応矛盾はないはず…。
原作本編中では、ハスガードが輝火の話をしているときに意味ありげにアスミタの聖衣がアップになっていて、その伏線が外伝で拾われた形でした。
無印へのオマージュもあるかな？なので、そこでこちらでもシャカ一輝で（違）。
一輝は無印原作の初めの方では、思いっきり迷ってましたがね。
無印で一輝と童虎の絡みがなかったのも残念でした。
復活設定で、非常識な言動と美貌に振り回されるギャグな展開のシャカ＆一輝も好きなんですが、同人サイト回り・同人誌買いはこれ以上手を広げると大変なので自重…。

外伝その後シリーズでは本人は出さないのが基本だったのですが、アスミタ編は一般人枠を含めて全滅だったので、反則ですがこんな感じで。
童虎編でもそれほど本人は出なかったのですが、今回はもう…。
アヒンサーくんも、また何かネタが湧いたら書きたいです。
今までは外伝で生き残った人たちの聖戦後を書いていましたが、外伝の登場人物、生き残らなかった人たちもキャラは濃いので、いずれ何か書きたい気もしてきました。
クレスト先生とガーネット婦人とか、暗黒さんたちとか…！