イリアスさんのルゴニス先生語り。背景にアルバフィカ、シジフォス。
オリキャラは出ません。
「師弟」への拍手(気づいたら×2!)、ありがとうございました!
お礼が遅くなりすみません!!
外伝単行本1巻刊行記念。
後ろに感想めいたことも少し。
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魚座の黄金聖闘士ルゴニスが赤子を拾った。
なんと、彼の管轄する魔宮薔薇の園に捨てられていたという。他のすべての生物を拒む猛毒の魔宮薔薇の園で生きていたということは、すなわち生来毒に耐性があるということ。それは毒薔薇を扱う魚座の聖闘士としての適性があるということだった。
聖域や各地の修行地には、聖闘士に憧れて、単に強さを求めて、または食い詰めて、多くの者が集まってくる。可能性を秘めた子どもが見出だされて連れて来られることもある。だが聖闘士となれるだけの小宇宙を発現できる者はなかなかいるものではなく、意気込みがあっても適性があるとは限らないのだった。ましてや十二宮を預かる黄金聖闘士の適性とあっては。
ルゴニスが手ずからその赤子を育てると聞いたときは少し驚いた。
猛毒の魔宮薔薇の園で生きていられるだけでなく元気に泣いていた赤子、それは聖域では絶対に確保しておきたい者であった。特に、この赤子が成長した頃に勃発すると推定される聖戦のために。天性の強い小宇宙を持った聖闘士を得るために。
だが彼は本来優しい男だ。そうした聖域の都合は十分理解しつつ、魚座の宿命を負い、孤独を強いられることになる「後継者」にできるだけの愛情を注いでやりたかったのだろう。慣れぬ子育てには苦労も多く、年も近い同じ黄金聖闘士として、親子ほど年の離れた弟の養育に携わった私のもとに、しばしば助言を求めにやってきた。だが大変だと口にしながらも、赤子を見つめるその眼は慈しみに満ちていた。今はただかわいがっているだけでも、やがてこの子に魚座の聖闘士候補生としての厳しい修行を課すことになるのだろう。弟やこの赤子が成長した頃には聖戦が起こる。その修羅の道に愛する者を向かわせるのは決して心楽しいことではない。だが、子どもたちは我々の思いを受けついで進んでいくのだ。
次代へと。
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某お魚サイト様の日記を見ていて、ルゴニス先生とイリアスさんが同世代であったことに改めて気づきました。ネタをありがとうございます! 二人が仲良しで子育て談義とかしているといいですよね。この場合イリアスさんにはまだレグルスは生まれていないので弟の話ですが。イリアスさんも幸せそうなルゴニス先生を見て子どもっていいものだなあと思うわけです。でもシジフォスは兄より甥の方が年近いんですよね。
突然降ってわいた中年組話。と言ってもこの頃二人ともまだ20代前半なんですよね。ルゴニスさんはこの頃から老け…もとい、落ち着いた感じですが。
ルゴニス先生出てません、すみません。イリアスさんがこんなまっとうな語りをするかどうかはまあ置いといて。
イリアスさんはこの13年後、レグルス誕生後は何やら電波な物言いをしてハスガードさんを混乱させる人になっていましたが、聖域にいた頃はどうだったのでしょうかね。シジフォスはイリアスさんに育てられたわけではないかもしれないけど(でもきっと聖域近辺にいた)、一応普通の人に育っていましたが。まあでも、風と語ったりしていたけど。
アルバフィカがペフコの頭をなぜたのって、重要なことだったんだー。他人に触れることをずっと避けていたアルバフィカにとって。
各地の感想を見ていて遅まきながら気づきました。すみません。
アルバフィカのペンダントが何か気になっていますが、単行本追加イラストで聖衣箱を横に墓の前にいるシーンでペンダントをはずしています。もしかしたら薔薇の解毒作用的な薬液か何かが入っているのか?とか妄想しています。魚座の聖闘士を継いだので、もういらなくなった的な。
冥闘士を作らせたり、LCのタナトス様って地味に仕事していますよね。
しかし教皇マスクで影になった顔のセージ様は相変わらず悪役みたいだな。
そしてペフコは初登場時に比べてかわいくなったよなー。
2008年頃に、ひょんなことで車田正美の漫画『聖闘士星矢』にはまる。漫画を読了後、アニメもOVA・TV版・映画版と観て、ギガントマキア・ロストキャンバス・エピソードGなどのスピンオフ作品にまで手を伸ばす。
トータルでの最愛キャラは車田星矢の黄金聖闘士、双子座のサガ(ハーデス編ほぼ限定)なのだが、このところ何故かロストキャンバスの山羊座の黄金聖闘士エルシドにはまっている。全然タイプは違うのだが、格好良さに惚れた。
二次創作は読むことはあっても書くことはないと思っていたのだが(いやかつては読むこともしなかったのだが)、とうとう禁?を破ってこんなことに。
このサイトは二次創作に特化させた「エルシド別館」なので、ロストキャンバスの新刊の感想等はこちらの「本館」のブログのカテゴリー「聖闘士星矢」を参照されたい。
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