「師弟」

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マニゴルドとアルバフィカ、おまけにエルシド。
オリキャラは出ません。

「戦士の誇り」 への拍手、ありがとうございました！
アルバフィカは人気ありますねー。
短い話でしたが、やっとチョイ役でなく書けた気がします。

来週はアルバフィカ外伝単行本発売！
　

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「じゃあな、お師匠」
　マニゴルドは教皇の間を出て十二宮の階段を降り始めた。
「ん？　何だ、お前」
　双魚宮の前の柱に寄りかかってアルバフィカが立っていた。
「教皇とのお話は終わったか？」
「ああ？　何だ、待ってたのか。用があったのならさっさと来れば適当に切り上げたのによ」
　つい話し込んでいたマニゴルドは肩をすくめた。
「いや、別にそれほど急ぎの話ではない。午後から行く任務のことで少し確認したいことがあっただけだ」
「…やっぱり急ぎの話じゃないかよ」
　少々ばつの悪そうな顔をしているマニゴルドの顔を見て、アルバフィカはふっと笑った。そして黙って教皇の間へ上っていった。
　吐息をついて再び階段を降り始めたとき、下から上ってくるエルシドと行きあった。
「今はアルバフィカの奴が行ってるぜ。報告なら少し待った方がいい」
「そうか」
　一度磨羯宮へ戻っておくかと思案しながら、エルシドはマニゴルドの様子に足を止めた。
「どうした？」
「ちっ、あいつ、俺とジジイだと思うと気を遣いやがってよ」
　マニゴルドは教皇の間の方を見上げながらぼやいた。
「ルゴニス殿のことを思い出したのだろう」
「…全く余計な気ィ回しやがって」
　マニゴルドが頭をかきながら階段を降って行くのを、エルシドは笑みを含んだ表情で見送った。


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「師匠」はどちらも出てないけどタイトル「師弟」で。
師匠大好きだったアルバフィカは、きっと蟹師弟が話しているのに気づいたら邪魔はしないんじゃないかなとか。
マニさんはそんな風に気遣われるのに慣れてなくてちょっと困惑してるとか。
エルシドは今のところ師匠出てないし、部下はいるけど弟子はいないからあんまり関係ないんだけどついでに（ついでですみません、エルシド様）。

年中組話？
無印の年中組のように一緒にいる状況はあまりないんですけどね。
いろいろ書いてみたくなる三人です。

カルディア外伝は多分今週で最終回。
次は誰かなー。