「星」

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うちのカップル（×オリキャラヒロイン）の突発新年小話。
　

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「何を見ている？」
「星を。冬の夜空はきれいですよね。明るい星が多くて」
　降るような星空。軽く取った食事の片付けに裏庭に出てそのまま空を見上げていたティソナのそばに、エルシドが出てきた。
「ああ。だが冬の夜は冷えるぞ」
　エルシドはそっとティソナの後ろに寄り添って、その肩を抱いた。
「この季節は山羊座は見えないですね…南の冠座も」
「そうだな。だが星はいずれまた巡ってくる」
　その日が迎えられるかはわからないけれど。毎晩のように星は降る。だが実際流れる星は神話の時代からある星座の形を崩しはしない。
　エルシドの手がティソナの顔にかかる。ティソナは顔を仰向かせて唇を合わせた。
　新しい年が明ける。今年も後悔がないように精一杯の働きを。そして今のこのときを大切に。

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聖域には年越から新年にかけての鐘なんてきっと鳴らないよなあ。
そもそも火時計も細かい時間とかわからないし。

今年は山羊誕企画立ってないんだよなあ。ちょっと寂しい。
もっとも今年は出せるものできてないんだけど。

新しい年が、佳い年になりますように。