「授与」

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ほのぼの蟹師弟。マニゴルドとセージ様。
黄金聖衣授与式の後。マニゴルド16～17歳のころ？

オリキャラは出ません。

コミケに行かれる方々、楽しんできてくださいませ！
　
 

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「おお、なかなか似合っておるではないか」
　教皇セージは先程授けた聖衣をまとった愛弟子を満足そうに見つめた。
「はん」
　照れくさそうに横を向くマニゴルドの頭を、セージは手を伸ばして撫ぜた。
「ガキ扱いすんじゃねえよ！」
　マニゴルドは文句を言い、ますます不貞腐れたような表情を浮かべた。いつの間にか、決して低いとは言えない自分と同じくらいの背丈になっている。頭を撫ぜるのも楽ではない。
「…お師匠の方が似合ってたんじゃないのか」
　そっぽを向いたままぼそりとつぶやかれる言葉。この素直でない弟子めが。
「これからの蟹座の黄金聖闘士はお前だ。期待しておるぞ」
「わかってるって」
　軽口をたたいているようだったが、一瞬ひどく真面目な顔をしたのをセージは見逃さなかった。セージは目を細めて愛弟子を見つめ、その頭をまたひとしきりかき回す。聖域の空の下に、マニゴルドの盛大な文句と楽しそうな教皇の笑い声が響き渡った。

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エルシドと全然関係ありませんが、12月はまともな更新がないので。
某原稿を書いているうちに思いついたもの。この人たちだったらこんな感じかと。
今年の（多分）最後を、ほのぼのいい話で締めてみます。

ＬＣアニメ第２章２巻の設定資料集の「第17話 対比表」によると、マニゴルド・ハクレイ（セージの間違い？）は同じ背丈で、しかも双子神より高いんですよね。現代に現れた双子神は192cmだったので、もしそれと同じとだとすると、マニゴルド・セージ様はそれより高いのか？　いずれにしても、蟹師弟はかなり長身のようですね。