「8月31日」

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ラスクくん、誕生日おめでとうでした！
遅刻ですが、外伝16巻巻末の誕生日ネタ第３弾。
にぎやかな部下ども。

オリキャラは出ません。

あー東京ＭＸテレビのＬＣアニメ放映、とうとうエルシド回が終わってしまいました…。
エルシド様は出ませんが、あと３回ＭＸ２でやります。観られる方は是非。

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「ラスク、誕生日おめでとう！」
「おめでとう！」
「おめでとう」
「ありがとうございます！」
　仲間やエルシドからの祝福の声に、ラスクは笑顔で答えた。
　自分が一番若い。そのぶん未熟なことも自覚している。年を一つとったからといって、急に経験が増えるわけでもないし、強くなるわけではない。けれど、少しはみんなに近づける気はする。
「何か欲しいものはあるか」
「よろしいのですか？」
　エルシドの言葉にラスクは顔を見上げた。
「まあ大したことはできないが」
「では、僕と手合わせしてください！　いろいろ試してみたいことがあるんです」
「あ、お前抜け駆けはずるいぞ」
「そうだそうだ～それでしたら俺たちも！」
　ツバキとラカーユも口々に言い募った。
「今日は僕の誕生日なんだからー」
「わかった。そんなことでいいならな」
　エルシドがちょっとため息をついてラスクに答えた。そして他の二人には、「お前たちは後日だ」
「ありがとうございます！」
「わかりました！」
　聖戦を控えて、少しでも強くなってエルシド様の役に立ちたい。それが僕たちの願いだから。

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ラスクくんはじめ部下たちは原作では描写が少なく、アニメで名前・階級を含め少し補完されましたが、ラスクの口調がぶれていたのが残念です。先に青銅設定が決まっていて、あとから他の二人が白銀設定になったからかと思うのですが、聖闘士同士なら階級が違ってもため口でいいんじゃないかなーと思って、それを採用することにしました。エルシド様は別格！