アニメ感想

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ＬＣアニメ感想。
2011.4.20発売の第2章第3巻からエルシド編が始まりました。
エルシド登場は第3巻第19話～第5巻第23話。

（あとがき解説より分離―2012.4.28）

ネタバレになるので畳みます。

 

第3巻後半の第19話「孤高の剣」はほぼアニメオリジナル展開で、部下の名前やエピソード追加など盛りだくさんでした。部下については「部下設定」のところで書くので、ここではエルシドについて少し。
すごく楽しかったけど、観た後何か違和感が。自分がエルシドにいろいろオリジナルイメージをつけているらしいことを悟りました。
エルシドがすごいシジフォススキーだった…。原作でもその傾向はちらちら出てたけど、あそこまでじゃなかった。その渋い声と三白眼でデレられると怖い…。「私は常にシジフォスの傍らにあります」とか「シジフォス救出の任を何とぞこの私に」とか「決して口には出さぬが兄とも慕っておった」とか…。
アニメは全体としてキャラクターの顔が原作漫画より渋くなっているけど、エルシドは特に渋い。そして声も渋い！　目つきや物腰が怖い！　いやそれが悪いわけじゃないけど、あのエルシドは女にうつつを抜かしたりしないと思う。はい、改めて、うちのエルシドさんは少なくともあのアニメのエルシドさんとは「別人」と自覚しました。もし女官さんが迫ってきたり女部下がいたりしても、アニメのエルシドさんは相手にしないと思う。そのほかのエピソードからも、すごく「求道者」っていうストイックな感じがするよね。笑うことすらあるのか!?という感じ。今回はないけど、シオン様回想のあの笑顔はアニメのエルシドだったらどんな場面なのかものすごく気になる。

続いて第4巻第20-21話。エルシドは夢界へ入るためわざとやられたように見せたらしい。意外と頭脳派。でも痛いよね…。
パンタソス戦、精神技かけられても「俺の見る夢とは己の拳（こぶし）を究極の剣（つるぎ）へと導くこと」なので、「夢の剣」で斬ってしまいます。エルシド、すごいね。「会いたい人はいる？」とか言われてるけど、ここでシジフォスは出ないんだね。うちのエルシドさんでも「彼女」は出さないと信じたい。
イケロス戦はほぼ原作どおりの展開だけど出血量が半端ない。こりゃ死ぬよ…。
そしてテンマを「保護」してくれないエルシド様。テンマがハーデス城はどこ？みたいな今のエルシド的にはどうでもいいことを言うので、すごく素っ気ない。「無愛想な奴だぜ」なんて言われちゃう。シジフォス救出のことしか頭にないんだね。まあ余裕もないんだろうけど。
夢界への道を切り開いたことをハクレイさんにすごく評価されてるエルシド様。第22話冒頭でも、シジフォス解放をなしえなかったことをわびると、アテナ様に同様のことを言われてます。そもそも単独での夢界侵入任務を託されてるし。上層部に信頼厚い。自分に門が開けないと知るや、空間に斬りつけてアテナ様に情報を送るエルシド。切り換え速い。やっぱり頭切れる？

第5巻第22-23話。部下三人、また出番が増えました。エルシド、実は部下たちを大切に思ってた。「無器用」だけど。助け起こすとき片腕で不自由そうにやるのが痛々しい。「あれは俺の部下だ」がすごく悔しそうだった。
オネイロスを斬るときに初めてテンマと「共闘」という感じになる。その前の既に無言で共闘しているところも好きだったんだけどなー。「ただ貫け！！！」「それが俺の貫く道　俺の誇り」「すぐに心を乱すな　天馬星座」とかもなくなっていてちょっと寂しいぞ。「上出来だ」はちゃんと笑ってくれたー。
シジフォスと小宇宙通信しているとき、口調？が熱い。
シジフォスが最後に締めてくれます。「俺は悲しまぬ。お前は遂に究極の剣エクスカリバーを完成させたのだからな」
テンマの辛そうな顔がせつない…
エルシド――！！！

詳しい感想は以下にも。
第3巻、第4巻、第5巻。