「祝福（続）」

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「祝福」の続き（×オリキャラヒロイン）。
 

「透明なもの」への拍手、ありがとうございました！
ううむ、うちのサイトのこの手の話、需要はあるのだろうか。
すみません、原作やアニメのエルシドとは別人です…。

「聖域の平和な一日、あるいは闘技場の受難（３）」への拍手も、ありがとうございました！
続きはしばらくお待ちください…。
 

昨日はオンリーの日でしたねー。行かれた方々が楽しまれましたように。

 

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「お前はあれで良かったのか」
　十二宮の石段を降りながらエルシドが問う。
「はい。…あ、もしかして私は差し出たことを…」
「いや」
　女性というものは形式を求めるものなのかと思っていたが。自分は現状で満足しているが、ティソナが望むのならそれもいいかとも思っていた。ただ派手な儀式は自分も断わろうと思ってはいた。
　磨羯宮に着いた。エルシドがティソナを振り返ると、ティソナは少し恥ずかしそうに微笑んでエルシドについて宮の中に入った。
　いつものようにティソナが茶を入れ、二人でゆっくりとくつろいで飲んだ。飲み終わると、エルシドは立ち上がって向かいのベンチにすわっていたティソナの横にすわり、その肩を抱き寄せた。
「エルシド様…」
　ティソナはつぶやき、その広い肩に寄りかかった。
　ややあって、エルシドの手がそっとティソナの顔を自分の方に向ける。
「女神のお許しももらったことだ。お前も磨羯宮に移ってきてもいいのだぞ」
　耳元でささやかれた言葉にティソナの頬が染まる。女神の前では凛とした表情でいたものだが。エルシドは微かに浮かべた笑みを深める。
「まあ今でも半分は住んでいるようなものか」
　ティソナが返事を返せないうちに、唇がふさがれる。
　形式など構わない。今求められていることが一番の幸せならば。

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某方から「膝枕」のネタをふられたのですが、うーん、うちのカップルだとやらないなあと思いました。どっちの膝の上でも。特にエルシドはそういう風にはくつろがない気がするのです。原作やアニメよりずっと優しく柔らかいうちのエルシドさんでも。戦士の性として気配には敏感で「寝顔はほとんど見たことがない」ということになっているので。シュラだったらやれる気がするんですけど！（いやシュラがだれているっていうわけじゃないですよ！　性格的に、何となくそんな気が。）

そして常々疑問なんですが、十二宮に居住区があるとして、そこの寝台って…普通の寝台なんでしょうか？
無印でもＬＣでもアテナ様は剥き出しの石の台で寝てるんですよね～。十二宮の黄金聖闘士さんが自宮に詰めてるときって自分とこで寝たりするんですよね？　我が家の十二宮は居住区があって寝室とか厨房とかもある設定ですが、寝台は普通にシーツとか布団とかありますよね？
カルディアくんが引っくり返っていたときやっぱり石の台で寝ているんですけど（13巻）、寝室にしては横一面あいてるし入り口は布かかっているだけなので、きっとあれは通路のベンチだ！
聖闘士は寝るだけなら石の台でも寝られると思うけど、いやその、石の台だとちょっといろいろとね…。